プロフィール
ご挨拶
鈴木栄(Suzuki Sakae)です。現在、東京女子大学国際英語学科で教鞭を取っています。専門は、英語教育・第二言語習得・外国語教育です。どのような授業でやる気が起こるのか、あるいはそれが無くなるのか、外国語学習の意味は何かなど課題は多くあります。最近は、言語学習や言語教育の分野でもpsychologyの知見をいれる研究が増えてきています。私もそういう学際的な(いろいろな分野の知見をミックスした)研究に関心があります。ナラティブ研究の中でもビジュアルを使うビジュアル・ナラティブに興味を持っています。
研究の関心
様々な学習者に接して来た経験から、学習者の視点に立った英語教育について考えています。第二言語習得分野では学習者要因(learners’ beliefs, motivation, affect, self, identity等の心理的要因)に注目しています。外国語の学習者は、教室内・外の活動で、外国語を学習する意味を作り上げていき、一人ひとりが、異なる外国語学習観を持っています。そうした個々の部分に焦点をあてること、そして、外国語教育をおこなう側が学習者の個々の学習観や学習者ストーリーを理解していることが大切です。学習に影響を与える心理的要因については、他の分野の研究を学際的に取り入れることが必要で、心理学、言語学、ナラティブ研究、など様々な分野に注目をしています。また、外国語教育(英語を含む外国語)に共通する課題についても研究しています。このサイトでは、そうした研究および教育実践に関する情報交換をしていきたいと思います。
Biographical note
Sakae Suzuki is a professor at Tokyo Woman’s Christian University in Japan. She obtained an MA in TESOL from Teachers College, Columbia University and her Ed.D from Temple University. Her research interests include learners’ beliefs, motivation and learners’ narratives. She has published articles on visual narratives and presented at international conferences such as BAAL and KOTESOL. Her article on visual narratives, ‘Drawings reveal the beliefs of Japanese university students’ appeared in the book titled ‘New Directions in Language Learning Psychology’, Springer in 2016.